3Dプリンタはラピッドプロトタイピングの為の道具でもありますが、多賀さんはこれまでに何度も義手の試作をされています。
MF-2000という3Dプリンターを使って出力したものを以下に3つ載せました。







クリアのPLA樹脂を使ったもの。
部品が付くので全面に開口があります。




白のPLA樹脂を使ったもの。
全面下部の小さい部品を含め細部に工夫が凝らされています。それらが実際にどの程度機能するのか実物で試せるのが3Dプリントの良さです。


これもクリアのPLA樹脂です。
表面にイラストや文字が入っています。多賀さんの考える義手というのは、単に機能を追求するだけではなく使う人の好みに合わせた自由なデザインということが含まれています。
多賀さん以前には、こういった有機的形状のものをPTAで造形することはあまりありませんでした。
もちろん、3Dスキャナで撮ったデータを使い人のミニチュアフィギュアを作ったり、動物を出したりしたことはありますが、このように人体に密着した有機形状を出すことはほとんどなかったので新しい使い方を教わったことになります。