fabbotに必要なものは、この写真のキット(写真は2機分)とパソコンだけ。
まずはArduino。
このArduinoは、fabbotの目となるLEDライトや、首の動きとなるサーボモータを制御するために使う、マイコンとよばれるものです。
Arduino IDEをインストールして、Arduino上のLEDをチカっと光らせる「Lチカ」をするところまでをやりました。
本で紹介されているのは、Mac OS X El Captionですが、今回はOS X Yosemiteはバージョン10.10.5、Arduino IDEはこの時最新だったバージョン1.6.11を使用しました。
Arduino IDEをインストールしたあと、本にかいてあるように、マイコンボードの確認とシリアルポートの確認をして準備完了です。
「Lチカ」はサンプルプログラムとしてArduino IDEに用意されていて、Blinkというプログラムです。ちなみに、Arduino IDEではプログラムのことをスケッチと呼んでいるのでサンプルプログラムはIDEメニューバーのファイル>スケッチの例>01.Basicsにあります。
ArduinoとPCをmicroUSBケーブルでつないでをArduinoに書き込むと…
「Lチカ」成功しました!
これでArduinoが正常に動いてることが確かめられました。
このあとシリアル通信で制御するのも試して成功しました。シリアル通信を使うと、PC上から書き込んだ内容を更新していくことができてリモコンのようにArdionoを制御できます。のちのちスマートフォンからの制御もできるようにしたいなと考えているので試してみました!
Arduinoのセットアップはこれでおわりました。
つぎはRaspberry Piです。
Raspberry PiとArduinoの違いはOSが動くというところ。超小型PCということです。OSが動くので、さまざまなプログラミング環境を使用できます。
音を出すだけならArdinoだけでも良いと思いますが、テキストで入力された言葉を音声にする「音声合成」をするために使うみたいです。
それとPCとArdinoの中継を行う「サーバー」として使うとのこと。
いつもワークショップで行っているScratchでfabbotを動かしているときは
PC上のScratchでプログラムを実行⇢Raspberry Pi(サーバー)⇢Arduinoの電子パーツ
といった流れになっているんですね。
電子パーツもRaspberry Piで制御できるのですが、Arduinoに任せているのにはどういった意味があるんでしょうか…?
Raspberry Piのセットアップはけっこう時間がかかりました!なので時間があるときにおすすめします。
OS RaspbianをNOOBSをを使ってインストールします。このRaspbianはDebian系ディストリビューションをRaspberry Piに最適化したLinux系OSだそう。(わたしには全然わかりません。)
本には、NOOBSを「microSDカードにコピーする」とありますが、Raspberry PiにSDカード挿すところしかなかったのでmicroにせず、SDカードを挿しました。
そしてSDカードに入ったNOOBSを使ってRaspbianをダウンロードしていきますが、その際必要なのが、外付けディスプレイ、キーボード、マウス。
- ・電源(microUSB-USBケーブルと変換アダプタ(USB-AC))
- ・有線LAN
- ・外付けディスプレイ(HDMI-HDMI)
- ・キーボード(USB)
- ・マウス(USB)
をそれぞれ接続します。Raspberry Pi小さいのにケーブルがいっぱい挿さる…すごい…
4Kディスプレイに表示させました(笑)
インストール中はこんな感じの画面でけっこう時間かかりました。
このあとはRaspbianに入っているターミナルを使って日本語フォント・パッケージのインストールをしましたがこちらもけっこう時間かかりました。
ここまで本にていねいに書かれていたのでスムーズにできました。時間はかかりましたがただ見守っているだけなので簡単でした!
Raspberry Piのセットアップはもう少しやることが残っていますので次回以降、また進めていきます。