1/23 (水)

FLSI-Blog

コラム:3Dプリンタルアーでアマゾン川の怪魚に挑戦!!

ファブラボ世田谷の会員で、3Dプリンターでルアーを作られている太田珠貴さんに寄稿頂きました。太田さんのプロフィールは記事下部をご覧ください。

「3Dプリンタルアーでアマゾン川の怪魚に挑戦!!」
南米を流れるアマゾン川に住む怪魚に3Dプリンタで作ったルアーのみでチャレンジしてみました。
まずアマゾンに行く前に、ブラジルで釣れると言われているルアーを徹底研究し、今までの釣りの経験を活かしオリジナルのアマゾン専用ルアーをFUSION360でデザインしました。3DプリンタはUltimaker3とXYZ ダヴィンチminiの2機を使用しています。
また、ルアーの内部構造は万が一ルアーが破壊されても魚をキャッチできるように貫通ワイヤー使用で組み立て、最後に塗装をしています。完成後ルアーの動作チェックを川で行い、改善点があれば帰宅し直ぐに修正できるのが3Dプリンタルアーの良いところ。
ルアーは全部で大きく分けると4種類のミノー、スイッシャー、ペンシル、フェザージグを作りました。

ここからはアマゾンのお話、まずブラジルのアマゾンまでは東京から飛行機を4機乗り継ぎ50時間以上の道のり、ブラジルのマナウスからバルセロスまでチャーターセスナで移動これが一番の不安でしたが無事到着。


釣行は5日間、初日から3Dプリンタで作った11㎝ミノーで今回目的のピーコックバスをキャッチ、2日目からは更に上流に移動しながらグランジ(大きい)ピーコックバスを狙います。

今回の釣行ではピーコックバスの最大種アスー以外にも10種類の魚種とカイマン(ワニ)と出会えることができました。数ではピーコックバスが約100匹、他の魚種が100匹です。
私が釣り上げた最大のアスーは13.5LB(ポンド)、カイマンは2メートルありました。

今回3Dプリンタのルアーで一番心配していたのは強度です、アマゾンにはピラニアやタライーラなど歯が鋭く噛む力が強力な魚が沢山います。結論から言うと既製品のルアーと遜色なかったと思います、もちろん何度も魚を釣るとルアーは傷ついてきますが、同じルアーで20匹くらいまでは壊れず使えました。一番の強度実験はワニを釣ったこと、ワニの噛む力は500キロとも言われていますが、ルアーに歯の跡が付いただけでした。

アマゾンの怪魚にも十分通用した3Dプリンタ製のルアーに今後の可能性を無限に感じる釣行でした。
自宅で夢のアマゾンを想像しルアーを作り込んだ2ヶ月間は最高のひと時でした。自分自身で試行錯誤し作ったルアーで魚を釣り上げる究極の自己満足の世界をもっと多くの釣り人に伝えたく今後も活動していきます。



太田珠貴プロフィール
ツイッター上にてハンドルネームTama(@Tama48297543)で活動。三重県の自然の中で育ち、現在、東京都在住。3歳から釣りを始め、現在は国内外問わず3Dプリンタで製作したルアーで様々な魚にチャレンジし、現在23種目をキャッチ。
3Dプリンタでのルアー作りの楽しさを普及するため「3Dプリンタルアーを作るためのワークショップ」や共催で「3Dプリンタで作ったルアー限定の釣り大会」を実施。